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幼少の頃から働くクルマが好きでした。

ジャンルを問わず好きだったので、歳をとった今では建機から警察・救急・JAFや道路公団のパトカーまでいろいろなグッズを買い漁る始末。我ながら節操がない。

消防車両も大好物。

最近お気に入りなのがアンティークな消防車「 Horch(ホルヒ) 853 AS12 」です。

1941年、チェコスロバキアの第二の都市・ブルノの消防署に配備された消防車なんです。

実車もまだ現存しているとか。

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ベース車両はクラシックカーの Horch(ホルヒ)853 。

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ご存知の方も多いでしょうが、自動車メーカーのホルヒはアウディの前身です。

この時代のヨーロッパの自動車メーカーの変遷というのは面白いですね。ベンツの工場長だったホルヒおじさんが独立してブランドを立ち上げるものの、開発に没頭するあまり会社から追い出される。第二のホルヒを作ったが本家のホルヒから「名前を使うな」と訴えられてしまう。映画化希望のストーリー展開。

話が脱線しましたが、この消防車はフロントマスクが独特の形状をしていて、動物のカバを連想させます。消防車なので、まるで「赤いカバ」。

赤いカバといえば大阪市消防局に「レッドヒッポ」という水陸両用車がありますが、コレとは全く関係ございません。

さらに特徴的なのが後部です。アールのかかった全面ガラス張りのルーフ。

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一見、H・R・ギーガーのエイリアンヘッドかと思う不思議な形。後部ガラスが大開口のハッチになっていて、ホースなどの消防装備が出し入れしやすくなっている優れものなのです。


私、この車が好き過ぎて3D-CGでフルモデリングしたんですよ。

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ガラス部分の形状を少しアレンジしたり、つや消しアルミ部分をピカピカのクロームメッキ表現にするなどかなり自分好みにしちゃってますが、良い感じに作れていると思います(自画自賛)。

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この消防車、2017年頃にドイツのAUTOCULTというミニカーメーカーから限定で333台販売されたそうで、日本国内では既にもう入手不可・・・。誰か譲ってくれませんかw。

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表現が難しそうなガラスルーフもきれいに造られていますね。

当時の価格は 19,800円(税込)也。